急速液体凍結機利用による効果について

2016年11月28日、中国経済網によると、中国では年間1700~1800万トンもの食品がはいきされていることが、明らかになった。 他方、農業段階では1200万トン、食品製造業も1200万トン流通(卸売り・小売り)系では1100万トン、飲食店・食堂などでは4000万トン、家庭では4000万トンという数値が算出されているなど、食品の安全性の確保と共に、問題視されている。 他方、食品流通における生産品の鮮度維持技術の向上とコールドチェーンの整備と能力拡大も近々の課題です。 水産物や畜産物は、冷凍や冷蔵設備は商品の性質もあり古くから取り組まれてきたが、野菜や果実は収穫時期が一定では無く季節の変動要因が大きい事から効率的な運用は難しいので、普及が進んでいないのが、現状です。 膨大な生産量・輸出量・輸入量故に、食品ロスを1%でも削減することが、生産者の収入を増やし、輸出入のコスト削減に繋がり、生産者から消費者まで全ての分野でプラスに働きます。 1)生産ロスの低下を防ぐ 弊社の急速凍結機は、小型故に車両での移動が容易ゆえに、据え置き型の設備が収穫物を運ぶのに対し、収穫場所に移動して活用する為に、生鮮流通と並行して凍結作業が可能なので、収穫物の鮮度維持量が多くロス防止に大いに威力を発揮します。 また、同じ作物でも場所によって収穫時期が異なるので、機器の効率的運用が可能となりますので、特に高額で旬の時期が短い果実類等に、威力を発揮します。 2)安全性の確保 加工品製造に過程においても、鮮度維持のための防腐剤・殺菌剤などの使用が要らない為、商品の安全面にも効果が発揮され、消費者の健康保持にも役に立ちます。 3)消費期限の拡大 凍結された生製品は、冷凍保存することにより、6ヶ月から2年は同じ状態で食することが可能ですので、当該産物の端境期にも出荷が可能となり、過剰生産による価格の暴落防止や品薄による価格の暴騰に対して安定させる効果が見込まれ、物価の安定に寄与します。 4)過疎化対策 急激な都市化は、過疎地や限界集落を作り出します。過疎の問題は、働き口の問題が一番大きいと言われています。収穫物の100%商品化が進めば、働き口は確保されますので、過疎化対策の歯止めをかける事が可能となります。 5)働き手の確保 機械や時間に追われる業務と違い、農作物などは自分のペースで進められる故、年齢制限の枠が広がるので、健康で元気な年寄りを増やす高齢化対策にも繋がり、働き手を増やす効果が見込まれます。 6)物価の安定化 このところの気候不順は、農作物の安定供給に不安が出てくるので、供給過剰の時は冷凍ストックし、不足の時に放出することにより、供給や価格安定化へ繋がり、生産者の格差是正に繋がります。 7)コールドチェーン化 サテライト凍結工場とハブ化した冷凍倉庫と冷凍車との組み合わせによる、流通ロスの解消に繋がります。